第4節

三重は今季好調、プレイオフ争いにも絡んで来そうなアランマーレとの一戦でした。


試合展開は予想通り、最後まで拮抗した展開で、もう一回試合をしても本当にどっちが勝つか分からないと言えるような試合だったと思います。そんな試合を勝ち取ったアランマーレは素晴らしいと思います。終盤もディフェンスの足は止まりませんでしたね。あれだけの集中力と運動量を最後までキープできるのは本当に圧巻の一言です。オフェンスで横嶋を中心に割とスローテンポな展開から局面ごとに一瞬スピードを上げるような攻めをしていた分、オフェンスでそこまで体力を使わないのも大きいでしょうか?両ウィングのシュートの成功率が高かったのはやはり優位性をもたらしたという風に感じました。


いずれにせよ、三重にとってはこれは痛い敗戦です。PO争いに直接関わってくる相手との試合を落とした訳ですから。しかし、北國以外のチームはどこも去年までのような強さがまだ見えませんよね。2-5位あたりではどこもだんご状態と言えると思いますので、一戦一戦勝っていくだけです。


選手たちのパフォーマンスに目を向けるとすればやはり最初に触れないといけないのは古巣対決となった飯塚ですよね。いつもはベンチから起用される彼女も今日はスタメンで出ていて、見事その期待に応えました。私思うに、選手が本当に負けちゃいけない試合って、プレーオフのような大事な試合と、古巣相手の試合だと思うんですよね。どんなに綺麗事並べようと、移籍した側も移籍された側も絶対負けられないってなると思うんですよね。移籍してきた古巣のチーム相手に良いパフォーマンスを見せれた事は敗戦の中でも明るいニュースでした。得点のバリエーションも本当に豊富でカットインだけでなく、色々な形で中距離のシュートを放ってました。特に前半の、相手に体を預けながら腕のしなりで打ったシュートは個人的に惚れました(笑)。

そしてもう1人触れないといけないのはやはりキャプテンの林美里ですよね。去年まではなんでロングシュート打たなかったんだろうって疑問に思うくらい、今年はロングがビシバシ決まってます。シュート速度が目に見えて早くなって気がします(画面越しで完全に素人の感覚ですが笑)。この試合では、ジャンプした最高点で打ったかと思えば、次は空中で溜めて、相手GKの動きを見て落ちてきながら打ってました。そして元々得意のカットインもキレ味が増してると思います。後半の右45度に抜けてニアハイに撃ち抜いたシーンとか、もう飛びすぎてて、自分がキーパーやったらびびります(笑)。正直今年はもう、良い意味でですけど、全然ヒラヒラカットインじゃないですよね。ディフェンスも去年より格段に強くなった気がします。去年までは左の1枚目で隠してた(のかな?)所を今年は堂々と2枚目守れる守備力ですよね。今年は密かに本気で日本代表かベスト7を取れるんじゃないかと期待している所です。

敗因については、私は具体的な戦術あまり詳しくないので難しいですが、横嶋以外で上げるならば、ウィングの選手にかなりやられたなぁと思いました。1枚目のディフェンスが中に寄りすぎてる(違ったらすみません)のかなってちょっと思いました。まあハンドボール未経験者の戯言なので、頓珍漢な事を言ってたら、軽く流してください笑

あとは中央ももう少しガッツリ相手を掴むというか、スルスル抜かれていくのが勿体無いなぁと思いましたね。高さが無い分前に出る守備をしてるんですよねおそらく。前に出てる以上ポストにやられるならまだしも、フローター陣に正面から突破されるのは避けたいなと感じました。


あと、これはあまり言ってはいけないのでしょうけど笛はかなりホーム寄りだなぁと思いました。前半の退場も何度か理解出来ないところもありましたし、後半の終盤の飯塚のシュートシーンも7mスロー、せめてファウルだと思いました。他もちょくちょくありますが、そういう笛も含めて勝っていく必要があるので、どんどん強くなるしかないですね。


と、気付いたらすごい長文になってました。すみません!


本当は他のチームのことも触れたかったけど長すぎたので今回はこれくらいにしとこうと思います。


読んでくださってありがとうございました!